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次世代型水道管路漏水情報管理システム(AIMS)

AIMS(アイムス)とは

AIMS(アイムス)は水道管路における漏水管理の在り方を根本から見つめ直した次世代型の漏水情報管理システムです。今迄の漏水調査と違い、水道事業経営に影響を及ぼすような漏水をいかに効率的に精度よく発見するかに特化したシステムです。
各バルブなどに設置する無線式漏水監視ユニットは高性能マイコンの漏水判定プログラムにより精度よく漏水振動の周波数帯や音圧レベル、使用水の有無などのデータを総合的に判断。また、微少な非金属管などの漏水振動にも対応できる高感度センサを搭載し1年365日毎日、漏水振動の有無を自動測定・判定を繰り返し行います。漏水判定されると、漏水発生日のデータとともにパトロール車両の受信機に自動送信されます。
また今迄の漏水調査や調査機器との決定的な違いは、漏水監視ユニット内部で漏水判定を全て完了する点であり、設置後最低4年間はメンテナンスフリーでシステムの稼働が可能な最新の管路管理システムです。

無線型漏水監視ユニットについて

  • 漏水監視を深夜から早朝の時間帯に毎日実施
  • 高性能な内蔵マイコンが自動で漏水判定
  • 漏水発生を検知した場合はその日付を記録
  • 漏水発生時は一定間隔で自動無線送信
  • 無線による通信距離は最大で50m以上
  • 1箇所の作業時間は車中から5~10秒程度で終了
  • マグネット棒による簡単操作で機器を制御
  • 内蔵リチウム電池で4年以上メンテナンスフリー

AIMSのメリット

  • AIMSの車両による漏水監視パトロールは、1日1台当たり調査距離50Km以上を可能にしました。小さな地方都市なら数日程度、大都市でも1ヶ月以内で全体の漏水対策の管路管理が可能です。
  • AIMSは、使用水の少ない夜間に機器が自動で漏水判定する為、従来の漏水調査では判定が難しかった雨天や強風時、交通量の多い場所でも精度よく漏水を発見することができます。更に無線型漏水監視ユニットは1年365日連続して、漏水の発生をメンテナンスフリーで自動監視しているため、管路に異常流量等が発生した場合などはリアルタイムに漏水パトロールを行い、漏水箇所の特定までを効率的に可能にします。
  • 調査員が歩いて行っていた漏水調査を機械化したことで大幅に作業効率がアップしました。その為、年1回の漏水調査予算で年4回以上のパトロール管理が可能となりました。
  • 無線型漏水監視ユニット及びシステムの全ての導入価格帯も、既存の国内メーカー・海外メーカーの輸入商品などの漏水判定機器等などと比べ1/2~1/20の低コストを実現しております。
  • 復元漏水の発生頻度が高い地域では、常時監視と調査回数の増加によって、繰り返し発生する復元漏水を早期に発見することが可能です。標準工法では、発見出来る漏水量と調査後に新たに発生(復元)する漏水量がほぼ均衡している為、有収率の向上が困難でしたが、復元する漏水よりも発見修理するスピードが勝るAIMSでは有収率の向上が期待できます。

AIMSの復元漏水防止効果

システム運用の見える化の実現

AIMSの漏水管理の車両パトロール状況は、GPSデータと地図データを連動した形で水道事業体様や他の漏水管理会社・団体様のパソコン上にて最新のリアルタイム情報として御覧いただけるので、「今、車両が何所にいるか。どんな調査・作業を行っているか。」がリアルタイムで確認できます。

システムフローチャート

無線型漏水監視ユニット設置

  • 設置計画、施設状況確認、無線環境調査を実施します。
  • 無線型漏水監視ユニットを仕切弁、消火栓などに設置します。
  • 設置後は、使用水量の少ない夜間の2~5時に漏水振動を自動測定します。
  • 1年365日漏水の有無を自動解析し、機器内部で高精度な漏水判定を行います。
保守点検パトロール

  • パトロール車両に受信機を搭載して設置箇所付近を徐行すると、漏水情報を数秒で自動受信します。パトロールは年4回実施し、結果の報告をします。
  • 「見える化」を実現し、リアルタイムに漏水の有無やパトロール車両の走行経路、現場内における報告事項等を、水道事業体の御担当者様のパソコンで御確認いただけます。
  • 保守点検パトロールは走行経路上における地上漏水等の異常箇所発見も目視により同時に行います。
漏水位置特定調査

  • 無線型漏水監視ユニットが漏水判定した箇所を中心に漏水箇所の位置特定調査を行います。
  • 相関調査を主体とし、マニュアルに基づいた高品質な位置特定を行い、報告いたします。
漏水箇所修繕
  • 地域の工事会社が修繕を行います。
保守点検パトロール
  • 契約期間内、保守点検パトロール以降の作業を繰り返し行います。